1年は365日(うるう年は366日)ですが、その日その日ごとに理由があって制定された○○の日というものがあります。
こういった○○の日は、語呂合わせだったり、その日に大きな出来事があったり、忘れないように戒めとして制定したりと理由は様々です。
皆様の雑学や豆知識にひとついかがでしょうか。
もくじ
2月14日はバレンタインデー!
2月14日は言わずと知れたバレンタインデーです。
今ではチョコレートを贈るという日になってますね。
そんなお祝いのような行事ですが、名前の起源はそんなハッピーな内容ではありません。
制定の起源は聖バレンタインが亡くなった日
バレンタインデーという名前は、聖バレンタイン氏が処刑により亡くなった日が起源です。
聖バレンタイン氏は、当時存在していた自由結婚の禁止政策に反対しており、一説ではその反対運動にて捕らえられて処刑された日がこの日とされています。
なぜ男女の恋のような日になったのか?
聖バレンタインが亡くなった日にも関わらず、こんな男女の恋のような日になっているのかというと、更に昔に遡ります。
時は戻りローマ帝国の時代、2月14日は女神ユーノーの祝日だったそうです。
この日には男女を結びつけるイベントとしてお祭りがあり、こういったものが元々のバレンタインの元祖といえるのです。
聖バレンタインも、処刑されてしまったのは自由結婚の禁止政策に反抗していたためで、この政策を反対していたバレンタイン氏もそういった意味では恋の象徴といえるので、忘れないようにと結びつけられたのかもしれませんね。
女性が男性にチョコレートを贈る習慣は日本だけ!世界では逆
バレンタインデーといえば女性が男性にチョコレートを贈るというのが一般的な習慣というイメージですが、世界では違います。
世界ではカップルの愛の誓いの日とされていて、男性が女性に贈り物をするという習慣のようです。レディーファーストですね。
なぜ日本では女性が男性にチョコレートを贈るようになったのかというと、それは製菓会社のチョコレートのセールが発端とされています。
恵方巻もそうなのですが、何かの慣習を大きなイベントごとにしてそれを商材とする考え方ですね。
チョコレートの日でもある
また、この日は日本チョコレート・ココア協会が定めた「チョコレートの日」としても制定されています。
制定の起源はもちろん、バレンタインデーで贈られるチョコのさらなるPRが目的とされています。
1958年に始まったとされるバレンタインデーでチョコレートを贈る習慣は初めの頃は全くと言っていいほどなく、チョコレートも売れていませんでした。
しかし、段々と普及してきて1970年ごろには定着し、徐々にチョコレートの売れ行きが良くなっていきました。
現在では、1年で消費するチョコレートの25%はバレンタインデーでの消化とされているほど普及することとなりました。