1年は365日(うるう年は366日)ですが、その日その日ごとに理由があって制定された○○の日というものがあります。
こういった○○の日は、語呂合わせだったり、その日に大きな出来事があったり、忘れないように戒めとして制定したりと理由は様々です。
皆様の雑学や豆知識にひとついかがでしょうか。
もくじ
2月19日は天地の日!
2月19日は天地の日です。
この天地とは、有名な天動説、地動説から来ています。
制定の起源はニコラス・コペルニクスの誕生日
この日の制定の起源は、地球を中心にほかの星が周っている天動説が中心だったころに、そうではなく地球が動いているという地動説を提唱したニコラス・コペルニクスという天文学者の誕生日から来ています。
当時は天動説が当たり前と考えられており、地動説を唱えるということは異端であった
今では地球が回っているという地動説が当たり前ですが、当時は地球を中心に回っているという天動説が当たり前でした。
これは、2世紀に活躍していた天文学者であるプトレマイオスがこの説を提唱しており、説得力があったからだそうです。
コペルニクスが死去したのち、地動説を引き継いだガリレオガリレイが改めて地動説を唱えたところ、カトリック教会に迫害を受けたという話も授業でやったことかと思いますが、これも天動説を信用していたから起こっていたことであり、それだけ異端という考えでもあったそうです。
しかし、実際のところは地動説が正しかったことが証明されたことを考えると、何かしらの根拠があって違う説を唱えるというのも文明の進化に必要なことだと思いますね。
コペルニクスは他にも様々な名言を生み出していた
貨幣の貨額面価値と実質価値に「かい離」が発生した場合に、実質価値の低い方の貨幣が流通し、実質価値の高い貨幣の方が流通しなくなる「悪貨は良貨を駆逐する」という名言を生み出していたり、地球が中心と考えられていた天動説が実は地動説であり、地球は特別な存在ではないということを説明したコペルニクスの原理など、コペルニクス自身や、コペルニクスの説の証明により新たな名言が生まれるなど、さまざまな名言がコペルニクスの存在によって生まれました。
それだけ人類にとって大きな発見をした賢者ということですね。